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作曲家紹介

YOMOGIDA Azusa蓬田 梓

蓬田 梓

1983年9月29日埼玉生まれ。
4歳からピアノ、14歳から作曲を始める。
尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科音楽メディアコースを首席で卒業。卒業時に成績優秀者表彰を受ける。卒業演奏会に出演。これまでに、作曲を栗山和樹、エクリチュールを尾高惇忠の各氏に師事。
大学在学中の2005年2月、尚美学園大学校歌作曲公募に於いて、応募作品が優秀採用作品に選出、同大学校歌に制定される。
CCMC2008 入選、ACSM116奨励賞、FUTURA奨励賞受賞。受賞作品『Virus #002』を、2008年8月、国際電子音楽祭”Festival FUTURA”(フランス・クレ)、及び2008年11月、国際アクースマティック音楽祭”SILENCE 2008″(イタリア・バリ)にて発表。
2009年3月、河合楽器製作所・出版部(カワイ出版)より、自作の楽譜を出版。

"In Shangri-la" for wind ensemble

[ 作品解説 ]

『シャングリ・ラ』とは、桃源郷を意味するサンスクリット語で、中央アジアで語られる理想郷を指します。その様子は詩人・陶淵明の『桃花源記』に描かれており、この作品は、その物語に沿って作曲しています。概容は、

──武陵(湖南省)に漁業を営む男がいた(冒頭~A)。ある時道に迷い、舟で小川を下ると(B~C)、突然桃林に辿り着く(D)。そこは、秦の乱を避けた者の子孫が世の変遷を知らずに、平和な生活を営む仙境だった(E)。男が世の中の事を話して聞かせると(F)、村人達は大そう驚き、篤い歓待を受ける(G)。彼らは皆それぞれ、男を自宅へ招きもてなした(H)。数日後、男はそろそろ帰らなくては、と暇乞いをする(I)。元来た道を帰る途中、所々に印を付けておいた(J)。故郷へ帰るなり郡の行政長官を訪ね、見て来た事を話す(K)。すると行政長官はすぐに人を送り、その場所を探そうとしたが、二度と見付けられなかった(L)。というものです。

[ 編成 ]

Flute 1,2(Picc.)

B♭ Clarinet 1,2
B♭ Bass Clarinet

E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone

B♭ Trumpet 1,2
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Euphonium
Tuba

Timpani
Percussion (S.D. / B.D. / Cym. / Sus.Cym. / Tam-tam / Xylo. / Mari. / Glock. / Vib. / Tubular-bells / Wind Chime / Whip)

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