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作曲家紹介

KAWASHIMA Motoharu川島 素晴

川島 素晴

1972年東京生れ。桐朋中学・高等学校(普通科)にて吹奏楽部に所属し打楽器パートを担当。入部当初、高2の先輩から《春の祭典》のスコアを借りて以来20世紀音楽を研究。現代音楽の作曲家を志し、独学で作編曲活動を開始した。当時の作品《ファンファーレ ‘88》は2010年に再演され、書下し新作《吹奏楽のための協奏曲》とともにCD「奏楽堂の響き vol.3」(3SCD-0009)に収録された。
東京芸術大学、及び同大学院修了、作曲を近藤譲、松下功の各氏に師事。秋吉台国際作曲賞(1992)、ダルムシュタット・クラーニヒシュタイン音楽賞(1996)、芥川作曲賞(1997)、中島健蔵音楽賞(2009)等を受賞。1994年以来「演じる音楽」をモットーに創作活動を行っている。いずみシンフォニエッタ大阪プログラムアドバイザー等、現代音楽の企画・演奏・執筆活動も多い。国立音楽大学准教授、東京音楽大学、尚美学園大学講師。日本作曲家協議会理事。
代表作に「Manic Psychosis I」(出版:ベーレンライター)、「無伴奏“Kla-vier”ソナタ」(出版:全音楽譜)、「吹奏楽のための協奏曲」(出版:東京ハッスルコピー)などがある。

Percusswitch

[ 作品解説 ]

チャイコフスキー作曲の「胡桃割り人形」の華麗なるフィナーレ「花のワルツ」を借用して2ビート(samba in 2)と4ビート(Jazz)の微妙な"乗り"の違いを、繰り返し練習をすることによって自然に体得出来る様に編曲しました。当然ですがラスト12小節以外は「ワルツ」では無くなりました。
 基本的には2ビート(samba in 2)が全体を支配していますが、途中Key of Fに転調している部分は、しっかり4ビートを意識して演奏してください。その事によって"乗り"の違いが明確になり躍動感が増大します。

[ 編成 ]

[A Group]
Percussion 1(Triangle / Whip / Bass Drum)
Piccolo
Flute
Oboe
B♭ Clarinet 1,2

[B Group]
Percussion 2(Flame Drum / Vibraslap / Tam tam)
B♭ Clarinet 3
B♭ Bass Clarinet
Bassoon
Euphonium
Tuba

[C Group]
Percussion 3(Ratchet / Cymbals / Suspended Cymbal)
B♭ Trumpet 1,2
Horn 1,2
Trombone 1,2

[D Group]
Percussion 4(Cowbell / Flexatone / Bass Drum)
B♭ Soprano Saxophone
E♭ Alto Saxophone
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
String Bass

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