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作曲家紹介

HAZAMA Miho狭間 美帆

狭間 美帆

1986年生まれ。2009年、国立音楽大学作曲専攻卒業。作曲を夏田昌和、丸山和範の各氏に師事。
在学中より作編曲活動を行なう。2008年、東京オペラシティ・コンサートホールで初演された山下洋輔「ピアノ・コンチェルト第3番<エクスプローラー>」のオーケストレーションを担当、絶賛を博し一躍大きな注目を集める。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、シエナウインドオーケストラ、ヤマハ吹奏楽団などに作編曲作品を提供。
また、テレビ朝日系「題名のない音楽会」出演や、自身のグループ「m_unit」など、幅広く活動する。
2010年、ジャズ・コンポジションを学ぶためニューヨークに留学。2011年、ASCAP ヤングジャズコンポーザーアワード受賞。同年、オランダのメトロポール・オーケストラのアレンジ・ワークショップに参加。2011年度の文化庁新進芸術家海外研修制度研修員に選ばれる。 2012年、マンハッタン音楽院大学院を優等で卒業し、11月には「ジャズ作曲家」としてデビュー・アルバム「ジャーニー・トゥ・ジャーニー」(ユニバーサル)をリリース。
2013年、東京オペラシティのニューイヤー・コンサートに出演。六本木STB139にてアルバム発売記念ライブを開催した。

堕天使たちの踊り

[ 作品解説 ]

この曲は一見、細かい音符が沢山並んだ譜面に見えるかもしれませんが、実はジャズ音楽に欠かせないシンコペーションやポリリズム、そして”減七和音”という種類の和音を二つ組み合わせてできる”コンビネーション・オブ・ディミニッシュド・スケール”という音階をふんだんに取り入れて作曲されています。
慣れないリズムや音列かもしれませんが、遅いテンポから練習してみてください。自分の演奏部分に慣れたら、次は合奏です。
この曲は、メロディ、メロディのお手伝いをする旋律、伴奏、ベースラインが、それぞれ複雑に支え合ってできています。パズルを組み立てるように、他の人が一体どんなことを演奏しているのかよく知り、よく聴きながら自分のパズルピースをはめていってください。
この曲を通してジャズ音楽に興味を持ってくださる方が増えることを願っています。この曲のフレーズやリズム、そして合奏法は、もしあなたがジャズ即興演奏をすることになったときも役に立つはずです。
(挾間美帆)

[ 編成 ]

Flute

B♭ Clarinet 1,2
B♭ Bass Clarinet

E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone

B♭ Trumpet 1,2
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Bass Trombone
Tuba
String Bass

Celesta

Timpani(Trianble)
Percussion 1(4 Temple Blocks / Piccolo Snare Drum / Guiro / Glockensppiel / Vibraphone)
Percussion 2(Snare Drum / Suspended Cymbal / 3 Toms / Floor Tom)
Percussion 3(Bass Drum /Antique Cymbal / Chime)
Percussion 4(Crash Cymbals / Cabasa / Tam tam / Glockenspiel / Xylophone / Vibraphone)

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