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作曲家紹介

SARUYA Toshiro猿谷 紀郎

猿谷 紀郎

1960年7月東京生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、ニューヨークのジュリアード音楽院作曲科に留学、1987年同大学院を名誉奨学生として卒業(修士号)。パーシケッティ、ヘンツェ、ナッセンの各氏に師事。
これまでに、タングルウッド音楽祭(アメリカ)、アルスフェルド音楽祭(ドイツ)などの欧米の音楽祭に招待され、クーセヴィツキ音楽財団・フェローシップ賞(1988年)、ミュンヘン・ビエンナーレ・BMWミュージックシアター賞(1992年)などを受賞。1992年サントリーホール国際作曲家シリーズにおいて初演された《Fiber of the Breath(息の綾)》(ナッセン指揮/NHK交響楽団)が音楽界の大きな話題となり、一躍その名を知られることとなった。1993年、第3回芥川作曲賞、第3回出光音楽賞を受賞。以来、次々と委嘱を受け作品を発表している。1994年の京都市交響楽団委嘱作品《ゆららおりみだり Fractal Vision」で、第43回尾高賞を受賞。
1997年には、故・武満徹氏が長年企画構成に携わっていた、八ヶ岳高原音楽祭の音楽監督をつとめる。この他2003年H.W.ヘンツェのオペラ《午後の曳航》[日本語初演(読響主催)]の日本語版を監修し、2006年にはザルツブルク音楽祭、祝祭大劇場にて上演された。蘭このみスペイン舞踊公演「桜幻想」(音楽担当)、薬師寺「最勝会」復興上演(音楽監督「鼓音之楽」を作曲)及びNHK FMドラマ「怪し野」(音楽担当)がそれぞれ第58回芸術祭大賞及び優秀賞を受賞。2004年イシハラホール開館10周年記念公演「三井の晩鐘」の音楽を担当。義太夫と現代音楽のコラボレーションが話題を呼び、第4回佐治敬三賞を受賞。2005年読売日本交響楽団委嘱作品《ここに慰めはない Hier ist kein Trost》で第54回尾高賞を、2013年神社本庁の委嘱で第62回伊勢神宮式年遷宮の奉祝曲として作曲した「浄闇の祈り2673」で第62回尾髙賞を受賞。
2009年よりNHK FM「現代の音楽」のパーソナリティを務めている。国立大学法人大阪教育大学准教授。

Dawn Pink 2

[ 作品解説 ]

1998年にアラスカ ジュノーの冷たく燃えるような朝焼けを見つめて作曲したDawn Pink 以来 ユーフォニウムを含むアンサンブルは2度目になります。朝日の光の粒が形をなしていくようで、それでいてもやに包まれてしまうようなイメージで作曲しました。

[ 編成 ]

Flute 1,2

B♭ Clarinet 1,2
B♭ Bass Clarinet

E♭ Alto Saxophone
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone

B♭ Trumpet 1,2
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Euphonium
Tuba
String Bass

Piano

Percussion 1(Snare Drum / Tam tam / Suspended Cymbal)
Percussion 2(Bass Drum / Suspended Cymbal)
Percussion 3
(Rain Maker / Bongo / Suspended Cymbal / Glockenspiel /Sizzle Cymbal)

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