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「浜松市民文芸」第58集発行

昭和31年に第1集を発行し、今回で第58集を迎えることとなりました。応募総数は延べ約2530点、応募者数延べ約597人の皆様から作品をご応募頂き、誠にありがとうございました。ぜひ多くの方にお読みいただき、文芸活動の向上と普及に役立てていただければ幸いです。発行につきまして、選者の皆様、多くの関係者の皆様のご協力を賜りましたこと、この場で御礼申し上げます。

浜松市民文芸 第58集 267P

発行・編集 浜松市・(公財)浜松市文化振興財団 浜松文芸館
発行日 平成25年3月9日(土)
表紙 立川 誠(平成24年度浜松市芸術祭「第60回市展」にて 芸術祭大賞受賞作品)
「掻き落とし草花文壺」
選 者 部 門 氏 名
小説 竹腰幸夫
柳本宗春
児童文学 那須田 稔
評論 中西美沙子
随筆 たかはたけいこ
埋田 昇二
短歌 村木 道彦
定型俳句 九鬼あきゑ
自由律俳句 鶴田 育久
川柳 今田 久帆
応募状況 作品総数 2,530点 延人数597人
印刷部数 1,200部
価 格 500円(税込み)
販売 HCFオンラインショップ
http://www.hcf.or.jp/shop/index.html/


「浜松市民文芸」第58集 市民文芸賞受賞者

部門 作品・作品名 作者(発表名)
小 説 背負はれて名月
震える
御弓始末
小杉 康雄
西山 俊太郎
生田 基行
児童文学 さるぼぼの魔法 生﨑 美雪
評 論 映画における「鈍い意味」についての考察
鍼の如く(後篇)
虎徹
中谷 節三
随 筆 母と自分そしてワイフ
老いも亦たのし
つきすぎた米
石黒 實
新谷 三江子
石橋 朝子
夜より暗い
残された時間の流れの中で
透き抜ける
鈴木 柯葉
松野 タダエ
水川 亜輝羅
短 歌 部屋内に春の光のうすく差し開かず閉じずの雛の口もと
野仏は眼を閉じて微笑めり木々のささやき草のつぶやき
真剣に演(や)らねば喜劇は成り立たぬ強面四朗真顔で語る
水脈(みを)の先に餓死の部下置き還り得て九十路兜いのちの句論
青空に四国の形の雲ありて長き無沙汰の友に便りす
撮りくれし人のまなざし透かし絵のごと浮かびくる古き写真に
グランドの寒気と匂いを食卓に放ち息子がどさりと座る
小笠原 靖子
石原 新一郎

塩入 しず子
内藤 雅子
柳 光子
定 型
俳 句    
初百舌とただそれのみの日記かな
早立ちの遠つ淡海の神渡し
蝉百匹大樹は母のごとくなり
秋暑し翔べぬ駝鳥の面構
投げ入れのコスモス風の形して
盲縞着て鴨発つ風を見てゐたり
木枯へ笛吹きケトル応へけり
ペンキ塗る秋の日差しを転がして
草の実や賽銭箱の鍵二つ
草引いて一山明るくしたりけり
山本 房子
大澄 滋世
松本 重延
深津  弘
梅原 栄子
石橋 朝子
藤田 節子
大田 勝子
鈴木 由紀子
牧沢 純江
自由律
俳 句
白い三日月に巻いてみたオレンジのスカーフ
薔薇園は私を貴婦人にしてくれますの
ビルが一せい陽を返す街が朝の途惑い
生田 基行
中津川 久子
木俣 史朗
川 柳   歯ブラシの五本並んでふたりきり
尻餅で終えたジャンプの砂の味
日だまりへ笑い袋がはち切れる
うなぎやの団扇の風もやせる夏
鈴木 千代見
戸塚 忠道
太田 雪代
石田 珠柳


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浜松文芸館 〒432-8014 浜松市中区鹿谷町11-2 TEL  :  053-471-5211

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