トップページ >> 「浜松市民文芸」第58集発行
発行・編集 | 浜松市・(公財)浜松市文化振興財団 浜松文芸館 |
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発行日 | 平成25年3月9日(土) |
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表紙 | 立川 誠(平成24年度浜松市芸術祭「第60回市展」にて 芸術祭大賞受賞作品) 「掻き落とし草花文壺」 |
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選 者 | 部 門 | 氏 名 |
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小説 | 竹腰幸夫 柳本宗春 |
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児童文学 | 那須田 稔 | |
評論 | 中西美沙子 | |
随筆 | たかはたけいこ | |
詩 | 埋田 昇二 | |
短歌 | 村木 道彦 | |
定型俳句 | 九鬼あきゑ | |
自由律俳句 | 鶴田 育久 | |
川柳 | 今田 久帆 |
応募状況 | 作品総数 2,530点 延人数597人 |
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印刷部数 | 1,200部 |
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価 格 | 500円(税込み) |
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販売 | http://www.hcf.or.jp/shop/index.html/ |
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部門 | 作品・作品名 | 作者(発表名) |
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小 説 |
背負はれて名月 震える 御弓始末 |
小杉 康雄 西山 俊太郎 生田 基行 |
児童文学 | さるぼぼの魔法 | 生﨑 美雪 |
評 論 |
映画における「鈍い意味」についての考察 鍼の如く(後篇) |
虎徹 中谷 節三 |
随 筆 |
母と自分そしてワイフ 老いも亦たのし つきすぎた米 |
石黒 實 新谷 三江子 石橋 朝子 |
詩 |
夜より暗い 残された時間の流れの中で 透き抜ける |
鈴木 柯葉 松野 タダエ 水川 亜輝羅 |
短 歌 |
部屋内に春の光のうすく差し開かず閉じずの雛の口もと 野仏は眼を閉じて微笑めり木々のささやき草のつぶやき 真剣に演(や)らねば喜劇は成り立たぬ強面四朗真顔で語る 水脈(みを)の先に餓死の部下置き還り得て九十路兜いのちの句論 青空に四国の形の雲ありて長き無沙汰の友に便りす 撮りくれし人のまなざし透かし絵のごと浮かびくる古き写真に グランドの寒気と匂いを食卓に放ち息子がどさりと座る |
小笠原 靖子 石原 新一郎 〃 塩入 しず子 内藤 雅子 柳 光子 〃 |
定 型 俳 句 |
初百舌とただそれのみの日記かな 早立ちの遠つ淡海の神渡し 蝉百匹大樹は母のごとくなり 秋暑し翔べぬ駝鳥の面構 投げ入れのコスモス風の形して 盲縞着て鴨発つ風を見てゐたり 木枯へ笛吹きケトル応へけり ペンキ塗る秋の日差しを転がして 草の実や賽銭箱の鍵二つ 草引いて一山明るくしたりけり |
山本 房子 大澄 滋世 松本 重延 深津 弘 梅原 栄子 石橋 朝子 藤田 節子 大田 勝子 鈴木 由紀子 牧沢 純江 |
自由律 俳 句 |
白い三日月に巻いてみたオレンジのスカーフ 薔薇園は私を貴婦人にしてくれますの ビルが一せい陽を返す街が朝の途惑い |
生田 基行 中津川 久子 木俣 史朗 |
川 柳 |
歯ブラシの五本並んでふたりきり 尻餅で終えたジャンプの砂の味 日だまりへ笑い袋がはち切れる うなぎやの団扇の風もやせる夏 |
鈴木 千代見 戸塚 忠道 太田 雪代 石田 珠柳 |
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