トップページ » 「浜松市民文芸」第62集発行
発行・編集 | 浜松市・公益財団法人浜松市文化振興財団 浜松文芸館 |
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発行日 | 平成29年3月18日 (土) |
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表 紙 | 酒井 伴治 / さかい ともはる (H28浜松市芸術祭「第64回市展」芸術祭大賞受賞作品 工芸部門) |
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選者 | 部門 | 氏名 |
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小説 | 竹腰 幸夫 柳本 宗春 |
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児童文学 | 那須田 稔 | |
評論 | 中西美沙子 | |
随筆 | たかはたけいこ | |
詩 | 埋田 昇二 | |
短歌 | 村木 道彦 | |
定型俳句 | 九鬼あきゑ | |
自由律俳句 | 鶴田 育久 | |
川柳 | 今田 久帆 |
応募状況 | 作品総数 2,430点 延人数 572人 |
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印刷部数 | 1,200部 |
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価 格 | 1部 500円 (税込) |
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販 売 | http://www.hcf.or.jp/shop/index.html/ |
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部門 | 作品・作品名 | 作者(発表名) |
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小 説 |
万石の夢 希望という名の施設 |
幸田 健太郎 小杉 康雄 |
児童文学 |
イチョウの葉っぱのてがみ だいこんちゃんのおうえん |
住吉 玲子 河島 憲代 |
評 論 | 続 キリシタン大名 高山右近 | 中谷 節三 |
随 筆 |
片瀬の思い出 家族通信 |
中津川 久子 大庭 拓郎 |
詩 |
ゆずりは ママとパパへのQ ミィちゃんの雨 |
竹内 としみ 清泉 陽子 遠藤 ゆき |
短 歌 |
村一つ沈めて抱くダム湖なり蜻蛉つと来てやがて飛び去る 精悍な鶏が群れ立つ日本画の脚に掴まれ眼に射られ 横たわる叔父の亡骸ひんやりと白菊の花耳元へ置く 産直の野菜購い秋空は群青色に白雲流す 列なしてやっとありつくかき氷盛りの大きに歓声あがる 処分して洗濯もしてこの家にあなたの匂いを消してしまった あなたならどうするかしら…お鈴打ち香を燻らせ耳傾ける 部屋中を白檀の香で満たしおり明日はあなたの七回忌です 独り居は楽よと友に話すとき言葉の半分じぶんに言いおり 遠ざかる夜汽車のきざみ聴きながら真夜に励みし人あるを想う 冴えし月心の奥を見透かして言わず語りに気づきを導く 如何ともしがたき老の寂しさを温めてやりたき心に添いて 力量も方策もなくいらだちて我の小さきを身に沁みて知る |
猫田 伸 髙畑 かづ子 鳥井 美代 |
定型俳句 |
猫の四肢伸びきつてゐる敗戦忌 捩花の天衣無縫の螺旋かな 蟻の道じつと見てゐる反抗期 忘れ潮のひとつに海鼠死んだふり ざわわざわわ風吹きやまず沖縄忌 蛇穴に入る呼ばるるがごとまつすぐに 古ベンチひとりぼっちで秋座る 櫓より関所破りの蝶の影 友を追ふ雪駄のひびき在祭 又三郎の落とす木の実か木の実落ち |
松本 重延 平 幸子 杉本 たつ子 中村 瑞枝 山本 ふさ子 吉野 民子 松永 真一 山田 眞二 松本 憲資郎 大平 悦子 |
自由律俳句 |
追い越せない道が山越えて行く秋 追伸 雨の匂い同封します 一羽来てまた一羽来る夕焼を見に |
木俣 とき子 中津川 久子 岩城 悦子 |
川 柳 |
棘のある言葉ひとつが残る皿 グーの手をそっと開いて仲直り コンビニの夜に孤独な葦揺れる 新薬の代価に変わる母の汗 |
竹山 惠一郎 鈴木 千代見 しおくろう 竹川 美智子 |
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