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クラリネット奏者 ヴェンツェル・フックス


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2014年1月31日開催「ベルリン・フィル八重奏団」出演

八重奏団を聴けば、次はオーケストラも聴いてみたくなるという動機づけにもなればと思います。

ヴェンツェル・フックス

2013年8月音楽工房ホールにて

浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル等で、浜松にはこれまで何度かいらしてますが、印象はいかがですか?
 とても豊かでアクティブな街だと思います。楽器メーカーの影響でしょうか、音楽が大変盛んですね。また、コンサート・ホールの素晴らしさには目を見張ります。これまでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ベルリン・フィル)や八重奏団が浜松で演奏するチャンスがなかったことが不思議です。

ベルリン・フィル八重奏団について教えてください。
 ベルリン・フィル八重奏団は、ベルリン・フィルを母体に組織されたアンサンブルとしては、最も長い歴史があります。これまで多くの作曲家たちがこのアンサンブルのために楽曲を提供してくれています。
 自分もすでに 年この八重奏団で演奏しており、現メンバーの中ではコントラバスのエスコ・ライネと同じく長老になってしまいました。これまでに何回かメンバー変更を経ていますが、現メンバーは全員がベルリン・フィルのオーケストラ団員のため、たとえ離れていても、メンバー同士が結束しやすい環境にあります。これは他のアンサンブルではなかなか難しいことで、大変ラッキーなことだと思います。普通は8人一緒に写真を撮ることさえできないですからね。私たちは同僚であり良き友人でもあるので物事がスムーズに進むのです。
 常にメンバー同士、公私共に密にコミュニケーションが取れて意思疎通できるということは、コンサートを聴きに来てくださるお客様に、より良い演奏をお届けできるということですから、これは八重奏団の最大の強みであり、また魅力だと私は思います。
ベルリン・フィル八重奏団は、母体のベルリン・フィルから受け継ぐハイクオリティな演奏や高度な演奏技術はそのままに、私たち八重奏団独自の演奏をいたします。八重奏団の演奏を聴けば、次はオーケストラも聴いてみたくなるという動機づけにもなればと願っています。

日本人出演者の樫本大進さんについて教えてください。
 素晴らしい音楽家だと思います。ベルリン・フィルに入る前、別の室内楽でも一緒に演奏していますので、彼のことはよく知っています。ベルリン・フィルメンバーは彼のことを大変誇りに思っていますし、絶大な信頼を置いています。日本の皆さんにとっても誇りでしょう。安永徹氏以来ですからね。(1983年にコンサートマスターに就任)
 今年の3月に八重奏団のメンバー変更があり、迷うことなく彼に参加をお願いしたのです。

ヴェンツェル・フックス

1月のコンサートの見所、聴き所を教えてください。
 今回はシュトラウス、モーツァルト、シューベルトの室内楽の代表作を演奏しますので皆様に十分楽しんでいただけると思います。シューベルトの「八重奏曲」は、レパートリーの原点ですが、聴衆が選ぶ室内楽ランキングからすると、モーツァルトの「クラリネット五重奏曲」が一番人気なんですよ。今回のコンサートで、私のクラリネットの演奏をお届けできることは大変光栄です。
 本コンサートではオーケストラのエッセンスを凝縮し、さらにベルリン・フィル八重奏団の強みや魅力を最高の演奏に仕立てて皆様にお届けしたいと思います。

 ご来場のお客様へ一言メッセージをお願いします。
 今回の「ベルリン・フィル八重奏団日本公演」は、新しいメンバーでの初めての大きな海外ツアーです。2014年1月、アクトシティ浜松中ホールでのコンサートでお会いできることを大変嬉しく思っています。2時間のコンサートを是非お楽しみください。会場でお会いしましょう!

ヴェンツェル・フックス

Wenzel Fuchs, Clarinet
オーストリアに生まれ、ペーター・シュミードルに師事。ウィーンで学んだ後、1993年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者となった珍しい経歴の持ち主。名手ライスターの後を継ぎ、類い稀な美音で世界中の奏者、聴衆から注目を浴びている。

「ベルリン・フィル八重奏団」