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チェリスト 横坂 源


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2013年8月8日開催「ワンコインコンサート」出演

「大切なのはお客様の心に残る演奏ができるかどうかということではないでしょうか。」

チェリスト横坂源

2013年6月アクトシティ浜松にて

チェロを始めたきっかけは?
4歳半の時、新潟大学で教鞭をとっている父親の教え子にチェロをしているお兄さんがいて、一緒に遊んでもらったのがきっかけです。そのお兄さんのやっているチェロをやりたいという気持ちから、親に言って始めました。それから、中学校ぐらいまで毎日1日1時間と決めて練習をしました。

音楽の道に進もうと思ったのは?
中学まで自分にとっては学校生活の方が大事でした。コンサートで演奏をするとお客様が喜んでくださるので、練習は嫌いでしたが、音楽はそういう楽しいことの一つとして考えていました。高校受験の時、東京の桐朋学園に進学してチェロをやっていくか、地元の新潟に残って普通高校に進学し、趣味としてチェロをやっていくか悩みました。1月にやっと桐朋学園に進学をすることを決め、試験のためのピアノ練習や勉強を父親と一緒にして、音楽家の道を進もうと決めました。

様々な指揮者や演奏家と共演をされていますが。
ソリストが演奏しやすいように指揮をしてくださる指揮者もいれば、指揮者自身が色々なアイデアを持っていて、それがソリストと一緒ではない場合でも、話し合いの中でバランスを取ってやっていくことがあります。たとえ短い時間の中でもお互いの一番良いところを見つけ、最初に自分がこう弾きたいという演奏を話し合っていきます。そこで意見が合わなかったとしても、本番で一番良い演奏ができるポジションを探りながら演奏をつくっていきます。
 
多くのお客様に来てもらえる良いコンサートとは?
著名な演奏家を呼べば多くのお客様を集めることはできると思いますが、著名な演奏家が必ずしも素晴らしい演奏をする時代でもないので、大切なのはお客様の心に残る演奏ができるかどうかということではないでしょうか。そこからまた次も聴いてくださるという気持ちに繋がると思います。だから、そういう演奏を本当にやりたいという演奏家が集まっているかどうかが、面白くて良いコンサートとして一番大事だと思います。

チェリスト横坂源

浜松に住むことを決めた理由と浜松の印象を教えてください。
今西さんと5年前に軽井沢の音楽祭で知り合い、お互いドイツ留学中にも交流し一緒に演奏するうちに息が合いました。昔の音楽家は、パートナーを決め、色々なレパートリーを増やし、音楽をお互いに深めていくことを当たり前にしていたので、自分も昔の音楽家のように活動してみたいと思い、今西さんのいる浜松に来ました。新潟は1年のうちの7割ぐらいが曇りの日なのですが、浜松はすごく晴れていてびっくりしました。また、浜松の人は、例えば道路を渡る時に、信号のない所でも車が必ず止まってくれて凄く親切で好きです。マンションの部屋には防音室があるので、練習はその防音室とマンションの集会所でしていますが、東京と違って街が静かで音がないので集中して音楽に向き合うことができてとても住みやすいです。

これからもコンクールに出場する予定はありますか?
コンクールは、小さい頃からたくさん出場してきたのですが、音楽は競い合うものではないと思うので好きではないです。コンクールで点数を出したり、今の時代の良いとされている音楽へ、どうやったら近づけるかというコメントが主になってしまっているので、そこに対してはあまり共感はしていません。

これからの演奏活動についてどのようにお考えですか?
自分で目標を立てて勉強していると新しい課題が出てきます。その課題を解決して、コンサートの場で出していくことができればいいと思っています。お客様の中には疲れて、癒しを音楽に求める方も今は沢山いらっしゃると思います。その様なお客様のために、本当に目が覚めるような演奏を、命を削ってメッセージを伝えられる演奏をしていきたいと思っています。

チェリスト横坂源

2002年7月、全日本ビバホール・チェロコンクールでの最年少優勝(15歳)、2005年、第15回「出光音楽賞」、2008年、第7回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。2009年5月、全ドイツ学生音楽コンクールで第1位(室内楽)、2010年9月、第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位を受賞。2012 年度、第 14回ホテルオークラ音楽賞受賞。
1999年10月、13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演後、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、バイエルン放送交響楽団などを含む主要なオーケストラや、小澤征爾、岩城宏之他、超一流の指揮者と協奏曲を共演し、好評を博す。伊藤恵(ピアノ)や佐藤俊介(ヴァイオリン)らと室内楽にも出演。テレビ、ラジオにも頻繁に出演。
桐朋学園女子高等学校(男女共学)を卒業後、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。サントリーホールディングス株式会社所有の1710年 Pietro Giacomo Rogeri 制作のチェロを貸与されている。
公式サイトは www.yokosaka-gen.com

アクトシティ浜松 ワンコインコンサート