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(公財)浜松市文化振興財団の主催する、公演情報を一早く入手できるHPが開設!

(公財)浜松市文化振興財団の主催する、公演情報を一早く入手できるHPを開設しました。
チケットの購入から会場へのアクセス方法までを一度に知ることができます。
最近テレビでも頻繁に取り上げられている歌舞伎座ですが、その杮葺落4月大歌舞伎を観に行ってきましたので、少しその様子を紹介させていただきます。
今大変な人気でチケットがなかなか手に入りにくい状況なのですが、なんとか取れたのは2階席の最後列でした。でも新しい劇場の構造のお陰か、遠い感じは全然なく、花道も半分位まで見えて華やかな舞台を充分満喫することができました。
第一部の「壽祝歌舞伎華彩」では坂田藤十郎の鶴はもちろん、市川染五郎の春の君と中村魁春の女御の清々しい姿に、歌舞伎座の新しいスタートを実感いたしました。
続いての演目「お祭り」では“中村勘三郎に捧ぐ”と銘打ってあったように、中村屋ゆかりの俳優さん総出演のとっても楽しい舞台でした。特にお孫さんの七緒八君の振りが会場を楽しませてくれ、お客様もみなさん大注目でした。長男勘九郎の鳶も立派でしたが、弟の七之助の芸者の玉三郎の後継者かと思う程の艶やかさには驚かせられました。また、橋之助の3人の息子達の踊りもあり、昔テレビで見たあの子達がこんなに立派になったのかと感心いたしました。
お昼休みには緞帳4枚の紹介があり、京都の老舗織物メーカーが製作した4枚の緞帳を全て見ることができました。日本画家の上村淳之さんや桜でおなじみの中島千波さんの作品がきっと何十年もこの歌舞伎座を彩るのかと感慨無量でした。
最後の「熊谷陣屋」では熊谷直実を中村吉右衛門、相模を坂東玉三郎、藤の方を尾上菊之助、そして源義経を片岡仁左衛門といずれの役者も素晴らしく、最後に我が子を身代りに殺してしまった熊谷直実の花道を去る場面は特に感動的でした。
歌舞伎座の新開場という事でなければ、東京まで行って鑑賞することはなかったのですが、行ってみて本当に楽しむことができました。建物もきれいでお土産やお弁当などもとても充実していて歌舞伎座ならではの楽しみがたくさんあります。それでもやはり東京まで足を運んでの観劇はそう何度もできることではありませんね。今話題になっていますから同じように歌舞伎座に行ってみようと思っている方は多いのではないでしょうか。実は浜松でも7月に「松竹大歌舞伎」を開催いたします。毎年恒例となっております松竹による巡業公演で、中村吉右衛門出演の「番町皿屋敷」、中村又五郎と中村歌昇の「襲名披露口上」と「連獅子」をご覧いただけます。
浜松の公演では夜の部のみ「幕見席」を設けました。わずか2,000円で「口上」と「連獅子」がご覧いただけます。お仕事帰りに気軽に寄っていただいたり、まずは低料金で少しだけ観てみたいという方に向けて今回から新しく設定をいたしました。
もう1つ浜松公演の独自企画として「きもの」特典も設けました。こちらも夜の部のみになりますが、きものを着て観劇に来ていただいた方にはプログラム1冊とイヤホンガイドをサービスさせていただくというものです。7月の暑い時期なので浴衣でもOKです。
「イヤホンガイド」は歌舞伎を初めて鑑賞される方や歌舞伎をもっと詳しく知りたいという方にはぜひ使っていただきたいですね。舞台の進行や人物の動きに合わせ、あらすじ・配役・衣装・道具・約束事・しぐさや振りの意味などをタイミング良く説明してくれますので、漠然と見ているよりもはるかに楽しい時間が過ごせますし、歌舞伎への理解がとても深まります。当日会場のロビーにてイヤホンの機器を貸し出しております。折角の観劇をより一層楽しいものにするため、ぜひ利用していただきたいと思います。きもので来られた方には無料でお貸し出しをいたします。
歌舞伎の鑑賞をより一層楽しいものにするため、浜松での公演でも色々と工夫をしていきたいと思っていますので、ぜひこの機会に日本の伝統芸能である歌舞伎の華やかな舞台を楽しんでみませんか。