すごい作家が浜松に存在(い)た。

すごい作家が浜松に存在(い)た。|藤枝静男

藤枝静男作品には時代を超えた重要なメッセージがある。
私たちは、この時代だからこそ、藤枝作品に注目しなければならない。
極限まで「私」はなにものにも姿が変えられる変幻自在の「神」のようなものである。

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□ 書

書について
 今の私が「書」というものに対して何となく不断の興味を持っているということは確かである。書というのは、要するにその書き手の人間そのもの、それを書いたときの全人間が、美的法則とか書かれている言葉の意味とかいうものと全然関係なしに、直接的に、しかも漠然とした或る形としてそこにあるだけのことだろう。手掛かりなんかまるでないのである。或いは惹き込まれ或いは何とも感じない。いきなりその前を立ち去り難くなる場合と、嫌に意味ありげに気取ったり威嚇したり「どうだい」と云われているような気がして嫌になる場合と、この二つきりではないかという気がする。
(「書をめぐる個人的回想」より)

書

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