すごい作家が浜松に存在(い)た。
藤枝静男作品には時代を超えた重要なメッセージがある。
私たちは、この時代だからこそ、藤枝作品に注目しなければならない。
極限まで「私」はなにものにも姿が変えられる変幻自在の「神」のようなものである。

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田紳有楽前書き 1974年(昭和49年)群像7月号に発表
田紳有楽前書き(二) 1975年(昭和50年)群像4月号に発表
田紳有楽終章 1976年(昭和51年)群像2月号に発表
第12回谷崎潤一郎賞受賞(昭和51年)


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「田紳有楽」の背景(中上健次との対談) 藤枝 それは年齢のかげんじゃないかな。せっかちなんだ。 中上 いや、昔書いた小説から、藤枝さんは激しかったですよ。激しい、というのは、ものの白黒をハッキリさせようとするところです。 藤枝 うん、白黒をはっきりさせるためには、はっきり書くということなんです。いくら自分がこう思ったからといって、そのこと自体を書かなければ駄目なんで、そうすると、書くものを選んでくる場合、どうしても激しいところを選んできてしまう。激しい、隈取りの強いところを。 『田紳有楽』は、全部インチキでニセモノな素材で書いたんだけれどねえ。けれどあれは別にニセモノがテーマではないんで……。どうも自分がニセモノみたいな、ほんとはよく分からないからねえ。自分を書くには、ああいう形で書くのが一番いいと思って書いたんだが、やはり思うように書けなかったようですね。 |





| 「田紳有楽」地名による読み解き |
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| ・周知郡森町旧飯田村 ・高平山 ・太田川 ・磐田原台地 ・浜名湖 ・遠州灘 ・天竜川馬込川 ・伊那盆地 ・峰川 ・白根山地蔵岳 ・釜無川 ・赤石岳 ・大井川 ・阿闍梨ヶ池 ・富士川 ・駿河湾 ・御前崎 |
・達磨山 |
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| (※「田紳有楽」に登場する主な地名) | ||||

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骨笛の正体(中上健次との対談) 藤枝 ええ、人骨です。脚の骨ですね。 中上 太い方と細い方がありましたね。処女と年増の。(笑) 藤枝 ええ、処女の方が大変いい、ってことになっているらしんです。しかし、実際にはそうじゃないのが多いらしいんです。チベットあたりでは骨笛をお祭りにつかう。変にしめった感じじゃなくて、からっとしたなかで自然にとけていくような感じですね。吹いてみると分かりますが、とても野蛮なものですよ。もちろん「音楽」というものでもないです。音程があるわけでもないしー。 |
![]() 骨笛(チベット) 約30cm 人間の大腿部の骨で作られている。 |
![]() 「田紳有楽」の舞台となった庭 |
![]() 「田紳有楽」に登場する柿の蔕を感じさせる器 |
![]() ネパールで入手した4点 大麻キセルが面白い |
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![]() 掛仏(書斎の壁に掛けてあった) |
![]() チベットの短剣 |
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![]() 「田紳有楽」の舞台となった庭:蹲踞(つくばい) |
![]() 「田紳有楽」の舞台となった庭:壷 |
![]() 「田紳有楽」の舞台となった庭:仏像 |
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