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Vol.3 世界のエンターテナーを迎えるにふさわしい、日本初の4面舞台

1994年12月 1日

世界のエンターテナーを迎えるにふさわしい、日本初の4面舞台

4 面舞台とは、主舞台の場所に上手〈客席から舞台に向かって右側)、下手(同じく左側)、後ろの3方向から舞台が移動してきて、場面転換がスムーズにできる ようにしたものです。場面ごとに舞台背景を仕込んだり、あらたに舞台装置を組み合わせる必要がありません。舞台芸術にこの設備を活用すれば、演出の幅がぐ んと広がります。
使い方としては、人が通常運んでいたセットの転換を機械でチェンジするものです。上手・下手の舞台は、ワゴン(台車)のようなものがスライドするのに対 して、後ろ舞台は電車のようにレールの上を舞台が転がってくる感じです。ただ4面といっても、上手・下手の舞台は主舞台によって支えられる構造で、実際は 最大3面の舞台をあらかじめセットできます。
10月7日の落成式においては、上手から三味線連弾、下手からロックバンド、後ろ舞台からモダンバレエ団という、バラエティにとんだ構成で舞台を披露し ました。また、11月13日「佐藤しのぶドラマティックコンサート」においては、上手・下手のスライディングステージを互い違いに同時に移動させ、主舞台 で重なりあい舞台背景をつくるという、斬新な演出も行われ、観客の目が舞台に釘付けとなりました。
日本には、まだ多面舞台があまりありません。これからできるものを含めて多面舞台を想定した演出が数多く手掛けられるようになれば、日本の舞台芸術は大 きく飛躍することでしょう。また、海外からの引っ越し公演といわれる演目がアクトシティ大ホールにおいて、どのように演出され、披露されるのかも楽しみで す。

大ホール四面舞台
設備概要
●上手・下手スライディングステージ
上手・下手各5基(18.2m×3.64m)
●後ろスライディングステージ
1基(18.2m×18.2m)
●回り盆(後ろスライディングステージ組込み)
1基(直径16.38m)
●主舞台せり
5基(1基:18.2m×3.64m)二重舞台機構付[二階建ての舞台を組むことができる]
●オーケストラピット
1基(104㎡ 張り出し舞台としての使用可)

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