| 2005年6 月23日(木)19:00より大ホールにて、アクトシティでは初演となる「サロメ」をポーランド最高のオペラ座を迎えてお贈りいたします。官能の極致とい われる王女サロメの『7つのヴェールの踊り』のほか、随所でシュトラウスが魅せる巧みなオーケストラの演奏などみどころ満載。 今回は、「サロメ」のあらずじをご紹介します。 |
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あらすじ紀元30 年頃のエルサレム。満月の夜、ヘロデ王の宮殿では宴が行われ、衛兵隊長ナラボートは王女サロメの美しさに陶酔している。しばらくすると、庭の古井戸から捕 らわれている預言者ヨハナーンの声が聞こえる。そこへ義理の父ヘロデの情欲の視線から逃れるように、宴を抜けた王女サロメが現れる。サロメは耳にした声に 興味を覚え、捕らわれ人を中から出すようにとナラボートに迫る。その色香にたまらずナラボートが古井戸からヨハナーンを出すと、ヨハナーンは「罪深き者、 淫らな女は何処」と、亡夫の弟で夫を殺したヘロデと結婚したサロメの母ヘロディアスを罵る。ヨハナーンの姿に魅了されたサロメが「その象牙のような白い 肌、黒い髪に触りたい」と近づくが、ヨハナーンは彼女の誘惑を必死に避ける。しかし、拒絶されればされるほど、ヨハナーンに対するサロメの執着はますます 狂おしいものとなり、ついには「お前のざくろの花より赤いその唇にキスさせて」と叫ぶ。ヨハナーンは断固としてこれを退ける。サロメに首ったけのナラボー トは、ヨハナーンに迫るサロメの狂態を見て絶望し、苦悶のあまり自害する。 サロメはそれを気にとめることなく、なおヨハナーンに迫るが、ヨハナーンはそれを峻拒し、呪いの言葉を残して自ら古井戸の底に降りてゆく。宴に戻らないサロメを探して、王ヘロデが王妃ヘロディアスとともに現れる。ヘロデは下心からサロメに酒を勧めるが断られる。再びヨハナーンの声が聞こ え、ヘロデとヘロディアスの不義を責める。ヘロディアスは怒り、黙らせようとするが、ヘロデは預言者の力をむしろ恐れている。ヘロデはサロメに踊りを命じ る。サロメが拒否するとヘロデは「褒美に何でも好きな物を与える」と約束する。その約束に期するものがあるサロメは、「夫の欲望を煽る」と止めるヘロディ アスの言葉に耳を貸さず、7枚のヴェールを裸身にまとう。官能的な音楽が響き始め、サロメは『7つのヴェールの踊り』を舞う。一枚また一枚とヴェールを脱 ぎ、最後の一枚をはずして踊り終えると、歓喜するヘロデに対し、サロメは褒美として「銀の盆にのせたヨハナーンの首」を所望する。 ヘロデは仰天し、他の様々な宝物を勧めるが、サロメの心は変わらない。ついに首切り役人が古井戸の底へ降りていく。 井戸端に寄ったサロメはじっと耳を澄ます。鈍い音がして、銀の盆にのせた首が運ばれてくる。サロメはヨハナーンの首を受け取り、陶然と見つめながら、狂おしい愛と怨みの言葉を延々と語りかけ、血の滴る首にうっとりと口づけする。ヘロデはサロメの姿におののき、「その女を殺せ」と命じる。参照:中河原理「オペラ鑑賞辞典」ケリー・ケイ・ホーガン(サロメ) ![]() アメリカ・アイオワ州出身。アメリカの歌劇場を中心に2000年頃から才能を開花させ、2000-01年のシーズンには、ワシントン・オペラ、カレーラス 主演の『スライ』に出演。ほかに各歌劇場で『フィガロの結婚』伯爵夫人役、『椿姫』ヴィオレッタ役、『トロヴァトーレ』レオノーラ役等を歌う。2002年 6月ワシントン・オペラの日本ツアーには『トスカ』題名役と『スライ』ドリー役で来日。加えて現地での『ドン・キショット』でルッジェーロ・ライモンディ と共演、ドミンゴ指揮の『トロヴァトーレ』にも参加している。昨シーズンは、ワシントン・オペラで『ラ・ボエーム』ムゼッタ役、カンザスシティで『サロ メ』を歌って好評を博す。その他、パーム・ビーチ・オペラ『ドン・ジョヴァンニ』、ユタ・オペラ『こうもり』、ナッシュビル・オペラ『ラ・ボエーム』に出 演。今シーズンからはメトロポリタン・オペラの歌手リストに『ラ・ボエーム』ムゼッタ役、『サロメ』題名役等で登録され、スターダムへとさらに一歩近づい た。
<ポーランド国立歌劇場とは?>
1833年創設、正式名「テアトル・ヴィエルキ」は"大劇場"の意。ロシアの圧政が続くなか、民族主義、ポーランド・ロマン主義をはぐくむオペラ座として 国民に広く愛され、座席数は2000、舞台は最高水準の機構と、ザルツブルク祝祭大劇場につぐ広さを兼ね備え"大劇場"の名にふさわしい格式を誇ってい る。1998年カスプシクが芸術監督に着任してからの充実振りは目覚ましく、前回来日の2003年には『オテロ』『トゥーランドット』の2演目で大成功を 収めた。 |
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公演情報 |
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あらすじ
サロメはそれを気にとめることなく、なおヨハナーンに迫るが、ヨハナーンはそれを峻拒し、呪いの言葉を残して自ら古井戸の底に降りてゆく。
井戸端に寄ったサロメはじっと耳を澄ます。鈍い音がして、銀の盆にのせた首が運ばれてくる。サロメはヨハナーンの首を受け取り、陶然と