村松崇継特別インタビュー

1月9日(日)に中ホールで開催の『ヤングミュージックハウス』 にパネリストとして出演される村松崇継さんに、ご自身の音楽活動やシンポジウムについてお話を伺いました。公演の詳細についてはこちら。

このインタビューはアクトシティ浜松友の会「ビバーチェクラブ」2004年12月号に掲載したものの一部です。「ビバーチェクラブ」にご入会いただきますとインタビューの詳細やアクトシティで開催するイベント等の情報が満載の「ビバーチェクラブニュース」のお届けほか特典がたくさんあります。詳しくはこちら ビバーチェクラブ
村松崇継さん
プロフィール
村松崇継(むらまつ・たかつぐ)

‘78年生まれ、浜松市出身。国立音楽大学作曲学科卒業。‘95年、16歳の時に「ミュージックコンテストin浜松 第1回ジャパンオープン」で、浜松市民賞を受賞。‘96年、高校在学中、ピアノソロアルバム「窓」でデビュー。高校卒業後、国立音楽大学作曲学科に入学し、ジャンルにとらわれることなく、学内外のセッションなどで研鑽を積む。‘99年、セカンドアルバム「東京」を発表。‘01年、角川映画「狗神」の音楽を担当し、サントラとアコースティックバージョンのアルバムを同時リリース。9月には、邦画の主題歌をリアレンジした企画盤「ブリュー(brew)」をリリース。‘02年、東映映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』の音楽を担当し、サントラを同時リリース。現在はヴァイオリニストの高嶋ちさ子を始め、他アーティストの作品提供や編曲、ライブ活動などで活躍中。‘04年には、NHKの朝の連続テレビ小説「天花」の音楽を史上最年少で担当、また浜名湖花博浜松産業館「E〜RA」の音楽、ブロードウェイミュージカル「キャバレー」日本版の音楽を担当するなど活躍の場を多方面に広げている。‘02年より金沢城をバックに行っているLIVE“城を弾く”は、今年も大好評のうちに終えた。
インタビュー中の村松崇継
インタビュー中の村松崇継
インタビュー中の村松崇継
インタビュー中の村松崇継
vivace club Special Interview
--いつどのようなきっかけでピアノを始められたのですか?また、作曲はいつ頃からどのようなきっかけで始められましたか?
 幼稚園に通っていたとき、幼稚園の先生に初恋をしまして、その先生に気に入られたくてピアノのレッスンに通い始めたのがきっかけです。ピアノは好きでしたが、練習が嫌いな子だったので、そのうち楽譜どおりに弾くことに飽きてしまって、即興演奏というか、この楽譜を自分でちょっと変えちゃおうとかしているうちに、作曲という方向に興味がわいてきたんですよね。作曲はいきなり始めたというよりは、ちょっとずつって感じですね。

--作曲される際に苦労されていることはありますか?
 作曲をするときに苦労することはあまりないですね。アレンジで苦労したことはありますけど。メロディはわりとすぐ湧く方なんですよ。例えば皆さんが日記をつけられるように、僕の場合はその日あったことを曲にするって感じです。普段の生活をしながら、メロディは常に浮かんでいる状態ですね。今もメロディが浮かんでいますよ(笑)。

--テレビや映画のサントラ、浜名湖花博の浜松産業館のレビューショーの音楽など、いろいろな音楽を手がけていらっしゃいますが、今後、手がけてみたい音楽はありますか?
 先日、ブロードウェイミュージカルの「キャバレー」を僕が日本版に編曲して自分もピアニストの役で出演したんですが、自分のオリジナルのミュージカルをやってみたくなりましたね。僕が音楽の全面プロデュースで、歌も含め、劇中の音楽全部自分で作曲して。シナリオも書きたいですね。できればそれをアメリカに持っていきたい。ミュージカル大好きなんですよ。見るのも、創るのも。音楽に関係なく、お芝居も大好きです。最近はまっちゃってきちゃって・・・。やはり、最近の夢はオリジナルミュージカルを創ることですね。

--高校卒業後は東京在住でいらっしゃいますが、浜松に対する想いや思い入れはありますか?
 それは、もう。僕がこれだけ音楽に親しんで、こうやって作曲家になったのも、やはり浜松が楽器産業をベースにして音楽が盛んだった、音楽の街だったというのがとても大きいと思います。ピアノをやっている人口も多いですしね。もし、僕が違うところで生まれ育ったとしたら、絶対作曲家になってなかったと思いますよ。そういう街で育ったから今があると思うし。僕の通っていた幼稚園は、音楽に力を入れている幼稚園だったんです。そういう環境も浜松だからだと思うんですね。逆にこれからは恩返しをしていかなくてはいけないなって思っています。

--今回のシンポジウムでは、日本の音楽界や浜松で音楽事業に活躍されている方にお話を伺いますが、聴きどころはどんなところだと思いますか?
 やはり今の日本の音楽界を引っ張っている方々と、浜松の音楽の街づくりというものを一緒に考えることはとても大きいことだと思います。これからの音楽を引っ張っていくのはやはり若い世代ですから、そういう人たちを音楽の街づくりに取り込んでいかなきゃ、音楽の街にしていこうよって意識を持たせていかないといけないと思うんですよ。今まで音楽の街づくりに対してのシンポジウムはいっぱいあったと思うけど、こういう若者に向けてっていうのは今までなかったと思うんですよね。パネリストも若い人たちに通じるメンバーが揃っていますし。そこが一番の魅力だと思います。ぜひ、若い10代20代の方々に来ていただいて、いろいろ考えて欲しいし、自分は音楽の街に住んでいるんだという意識をもっと持って欲しいと思う。もちろん、おじさんおばさんと呼ばれる世代の方々にも応援していただきたいと思います。

--今回はパネラーとして参加していただくほか演奏も披露していただきますが、聴きどころはどんなところでしょうか?
 野外のイベントなどに参加させていただく形が多かったので、アクトシティでのライブはうれしいですね。聴きどころは・・・。僕がピアニストとして学んだ原点はクラシックなんですが、ポップスの音楽とも接点があるんですね。そういった意味でみなさんあまり聴いたことがないジャンルのピアノだと思うんですよ。僕のはクラシックでもないジャズでもないポップスでもない、という狭間をいっているんですよね。ジャンルにとらわれないピアノを弾いているので、そういうところを聴いてもらいたい。たぶん新鮮に聴けるんじゃないかな。だから、僕もある意味実験なんですよ、アクトシティの中ホールでこういうライブをやるっていうのが。どうなるかわからないですけれども、今までみなさんが聴いたことのないピアノを聴ける。そういった点を楽しみにしていただきたいと思います。