今週のギャラリーを紹介いたします。
ギャラリー32『第15回浜松木版画会作品展』 8月22日(月)~28日(日)10:00~17:00(最終日は16:00)
浜松木版画会作品展、第15回の今年度は講師の鈴木修一先生と会員16名、OB2名の賛助出品を合わせ19名36点の作品を展示されています。



テーマは自由で主に木版画ですが、銅板画など他の種類の版画作品もあります。 また、同じ木版画であっても技法が異なったり、作風も様々で興味深く拝見しました。
 こちらは鈴木修一先生の作品です。 円すいの立体感を版画でもグラデーションで表現できることに驚きました。

 こちらの作品の不思議な模様は、アルミホイルを使用して表現しているそうです。

実際の木版板も展示されていました。 1つの版画の作品を完成させるため、おおよそ7面から8面の板を彫るそうです。 下絵の紙を複数の版板にずれないよう写すための印を『見当』と言い、『見当違い』という言葉は、この版板の印がずれてしまうことから派生した表現なんだそうです。初めて知りました。

ギャラリー35『第39回スピカ展』 8月9日(火)~14日(日)10:00~17:00(最終日は16:00)
こちらは、浜松・磐田・湖西の小中学校の美術教師とOB・OG、35名の先生方による作品展です。 今年度は作品数が大変多く、約100点の作品が展示されています。


こちらは、お話しをうかがった鈴木秀幸先生の作品です。 先生の勤務している中学校では、春になると吹奏楽部の生徒が登校時間に正門の前で演奏をし、新入生を迎えているそうです。 日頃のお忙しい中、一番描きたいと感じられた光景なんでしょうね。ぜひ、生徒の皆さんにも観ていただきたいです。
 こちらは会の代表の中村邦明様の作品で、浜松市の主催するイベントチラシにもなっている浜松市北区の風景の原画です。 やはり実際の原画の方がより温かみを感じられます。

 こちらは今年度初めて出品された新規採用の先生方の作品だそうです。 新規採用の先生の作品と、その新規採用の先生が生徒だったころに教えてもらっていた先生の作品と、更にその先生の先生の作品、その先生の先生の先生の...と20代の先生から80代の先生まで4代の先生方の作品が展示されているそうです! 美術の先生方の横と縦の繋がりもあって素敵な展示会ですね。
ギャラリー31『日中子ども写真展』 8月25日(木)~28日(日)10:00~18:00(最終日は16:30)
中国と日本を中心に世界の子どもたちの写真を40年間にわたり撮り続ける写真家・岡本央(おかもとさなか)様の傑作写真が展示されます。 こちらの写真展は大人500円・大学生以下は無料となっております。
今週は、版画・水彩画・油絵・写真・立体と様々な種類の作品が展示されています。 夏の最後の思い出にクリエート浜松で美術鑑賞はいかがでしょうか。
【友】 |