クリエート浜松

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今週のギャラリー(~9/18)

2022/09/13

今週のギャラリーを紹介いたします。

ギャラリー31~34『浜松学芸高等学校芸術科 美術コース・書道コース作品展』
9月13日(火)~18日(日)9:30~19:00(最終日は15:00)

浜松学芸高等学校芸術科3年生の作品展です。

ギャラリー31には美術コース27名の生徒の皆さんの作品が展示されています。
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それぞれ「デッサン」と油絵・彫刻・デザイン・日本画の「選考課題」、そして「自由製作」を出品しています。

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現在3年生の皆さんの卒業制作の作品展ですが、1年生の時に描いたデッサンの作品もありました。


受付をしていた金子さんにご自身の自由製作の作品を紹介していただきました。

日本画専攻の佐野さんですが、立体作品です。
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こちらの題名は『ジレンマ』、小学5・6年生位の男の子ふたり...手をつないでいるけれども表情から感情が読み取れないような...
ご自身の経験から表現した作品だそうです。
登校拒否になってしまった友達、その後も放課後や休日には一緒に遊ぶ仲でした。
「学校においで」と促してあげるよう親に言われたけれど、自分の言葉として自分の口からは伝えることができずにいたそうです。
目線を合わせて言葉でうまく伝えられないけれど、でも友達だよ、仲間だよ...という気持ちはきっと繋がれた手から伝わっていた信じたいですね。

同じく受付をしていた佐野さんにも、ご自身の作品を紹介していただきました。
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題名は『たまゆら』です。佐野さんは動物の子どもの絵を一つのテーマとして多く描いてきました。
産まれてすぐに立ち上がり歩き始める羊と、長い月日をかけて歩き始める人間の子ども。
でも子羊も人の子どもも共通して感じれられる儚さもろさを表現したそうです。
温もりを求て羊にそっと抱き着く子の姿が愛おしいですね。


書道コースの生徒の皆さんの作品はギャラリー32~34で展示されています。

それぞれの生徒の皆さんが「漢字臨書」「漢字創作」「仮名臨書」「仮名創作」「漢字仮名交じり」「篆刻」「刻字」と七部門の作品を制作されました。
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こちらは「篆刻」部門の作品です。全体を観ると風格や威厳を感じる作品ですが、よくよく眼を凝らして篆刻を観るとどことなく可愛らしさも感じられます。

秋野さんにご自身の作品を紹介していただきました。
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「漢字創作」の部門から『長恨歌』という漢文の恋の歌を行草体で書いたそうです。
赤いマットの色に合わせて黄色の紙を選びました。
白い紙での練習では下敷きの縦線が透けて長い紙にもまっすぐ書くことができたのですが、黄色の紙では下敷きの縦線が透けない為、まっすぐ書くことにも神経を使ったそう...黄色い紙は枚数が少なかったそうですから全神経を集中して3枚を完成させたのでしょうね。

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「漢字仮名交じり」部門では歌の歌詞を書いた作品が多いようです。
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自作の歌や校歌を書いている作品もありました。

コロナの影響で、昨年・一昨年の作品展は家族と生徒に限定しての公開でした。
今年は万全のコロナ対策をして3年ぶりに一般公開となりました。
他校に通われているご友人、学芸高等学校への進学を希望されている小中学生の皆さん、卒業生、他全ての皆さんのお越しをお待ちしています。


【友】

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