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野村萬斎 監修『アクトシティ 能・狂言』


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狂言師 野村萬斎監修による、浜松オリジナル演出の能・狂言。
大ホールに照明や映像などを駆使した非日常的空間が出現!
600年を超える歴史を持つ洗練された伝統芸能の技法と現代の技術が融合した新しいスタイルの
能・狂言をご堪能ください。
2020年12月19日(土) 
アクトシティ浜松 大ホール
開場 14:15 開演 15:00

チケット販売

アクトシティ浜松友の会先行発売:2020年10月4日(日)10:00~
一般発売:2020年10月11日(日)
【重要なお知らせ】
9月11日、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室よりイベント開催時の収容人数緩和についての発表を受け、公益社団法人全国公立文化施設協会のガイドラインに沿って、浜松市文化振興財団の一部の主催公演につきましては、客席数の制限を緩和し、通常の客席数で開催します。今後の状況により、公演の中止またはチケット販売を中止させていただく場合もございます。なお、公演当日は、お客様に安心・安全に公演をお楽しみいただけますよう、万全の感染予防策を講じ開催の準備を進めて参りますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

入場料(全席指定・税込)

S席 6,500円
A席 5,500円
学生席 1,000円(当日指定・24歳以下)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※車椅子席をご希望の場合は、(公財)浜松市文化振興財団
 までお問い合わせください。

チケット取扱い

(店頭販売のみ 10:00~19:00)

【Pコード:502-829】

【セブン-イレブン、磐田市情報館(ららぽーと磐田1F) ベイドリーム清水店
 ほか全国チケットぴあ取扱店】
           

【アクトシティ能・狂言プレイベント】これは知らなかった!能・狂言のとっておきの楽しみ方

12月19日に開催される「野村萬斎 監修 アクトシティ能・狂言」の上演に向けて、能・狂言に関する基礎知識や演目の見どころを観世流能楽師・味方團さんと狂言師・石田幸雄さんがわかりやすく紹介いたします。

能の楽しみ方
味方 團(観世流能楽師)

狂言の楽しみ方
石田幸雄(狂言師)

詳細はこちら

チケット完売!!

あらすじ

狂言 舟渡聟(ふなわたしむこ)

 京都から琵琶湖畔の矢橋(やばせ)へ、妻の実家に初めて挨拶に向かう聟が、大津松本から渡し舟に乗る。聟の持つ手土産の酒樽に目を付けた酒好きの船頭は、是非一献と所望する。聟が断ると舟を激しく揺らしたり漕ぐのをやめたりして強要するので、仕方なく飲ませ、軽くなった酒樽を持って舅宅へ出向く。
 やがて外出していた舅が帰宅するが、物陰から聟の顔を見てびっくり仰天。舅こそが先程舟で酒を無理やり振舞わせた船頭だったのだ。舅は姑の勧めで髭を剃り、顔を隠して対面するのだが…。
 舞台全体を湖に見立て、舟に乗っている様子を棹一本で表現するなど、狂言のマイムとしての面白さがあります。舅と聟の掛け合いの妙をお楽しみ下さい。

 船弁慶 前後之替(ふなべんけい ぜんごのかえ)

 平家追討に功を挙げた源義経(子方)だが、鎌倉の頼朝から反逆の疑いをかけられ追われる身となる。弁慶(ワキ)ら少人数の郎党を連れ摂津国・大物浦へ至るが、後を慕ってきた義経の愛妾・静(前シテ)は、弁慶の進言もありこれ以上の同道は難しいと諭され、都に戻ることになる。静は義経の前途を祈り舞を舞い、涙ながらに立ち去る。【中入り】義経一行が船を出すと、突如として暴風に見舞われ、船頭(アイ)の努力もむなしく船が波にもまれるうち、壇ノ浦で滅亡した平家一門の亡霊が姿を現す。なかでも総大将・平知盛の怨霊(後シテ)は薙刀を振るい襲いかかるが、弁慶の必死の祈祷によりやがて退散する。  
 静御前の優美な舞を中心に、別離の悲しみを描く前半から、船出の場面を経て、知盛の怨霊との激しい戦闘を描く後半へ劇的に展開する名曲です。囃子による音楽的な演出や、子方・ワキ・アイの活躍なども見どころです。

プロフィール

野村 萬斎

1966年生。祖父・故六世野村万蔵(人間国宝)及び父・野村万作(人間国宝)に師事。重要無形文化財総合指定者。
3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。
国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦―山月記・名人伝―』『国盗人』『子午線の祀り』など古典の技法を駆使した作品の演出、NHK『にほんごであそぼ』に出演するなど幅広く活躍。各分野で非凡さを発揮し、狂言の認知度向上に大きく貢献。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞等受賞多数。18年毎日芸術賞千田是也賞受賞。著書に『萬斎でござる』『MANSAI◎解体新書』(朝日新聞出版)、『狂言サイボーグ』(日本経済新聞社/文春文庫)等がある。世田谷パブリックシアター芸術監督。東京2020オリンピック・パラリンピック開会式・閉会式チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター。
                

片山 九郎右衛門

観世流能楽師シテ方。
1964年片山幽雪(九世片山九郎右衛門・人間国宝)の長男として京都に生まれる。祖母は京舞井上流四世家元井上八千代(人間国宝)、姉は五世家元井上八千代(人間国宝)。父及び八世観世銕之亟(人間国宝)に師事。片山定期能楽会を主宰。全国各地で多数の公演に出演する他、ヨーロッパ、アメリカでの海外公演にも積極的に参加。また、学校へ出向いての能楽教室の開催、「能の絵本」の制作、能舞台のCG化など、若年層のための能楽の普及活動も手掛ける。2011年に十世片山九郎右衛門を襲名。重要無形文化財(総合指定)保持者。京都府文化賞奨励賞、京都市芸術新人賞、文化庁芸術祭新人賞、日本伝統文化振興財団賞、京都府文化賞功労賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。公益社団法人京都観世会会長、公益財団法人片山家能楽・京舞保存財団理事長。

主 催

後 援

遠江能楽の会

お問合せ

電話:053-451-1114