INTRODUCTION作品紹介
大地の歌
[ 演奏 ] 浜松ユース吹奏楽団
[ 作品解説 ]
「大地」とは地球のことで、「歌」はその活動と人間の仕業です。
このところ、地球の嘆きが聴こえます、怒りも。人間は、この嘆きに応える事ができるのか甚だ疑問でした。そんな中、遠山詠一先生が逝去されました。先生とはもっともっとお話したかったし、 私たちを見守って頂きたかった。そして、私に相応しい環境は最後に「静かな闇」となりました。 というわけで、この作品は「惜別のファンファーレ」としてお聴き頂きたいと思います。
演奏として具体的に目指すものは、「いちばん良い音」と「ロングトーンのコントロール」です。 充実した生育(crescendo)とあきらめない美しい去り方(smorzando)を、あちこちで何度も 試みます。深い呼吸を欲している音楽となりました
吹奏楽のための
「シンフォニーズ」
[ 演奏 ] 浜松中学生吹奏楽団
[ 作品解説 ]
中学時代から心惹かれ続けている音楽に、ストラヴィンスキー『管楽器のシンフォニーズ』があります。いつかはこの題名を、と狙っていたのですが、今回中学生の皆さんが初演するこの機会が、個人的にビンゴなタイミングとなりました。
『吹奏楽のためのシンフォニーズ』は私の「交響曲第1番」(2022)の動機をを使い、単純にして編み直したものです。
一本の旋律のひびきが装飾され、変形され、和音の動きになり、最後にもう一度その旋律が調性感を持ってもどってくる、ひびきのドラマです。
旋律と言っても、“うたうメロディー”としてではなく、“ひびきを作るユニゾン”というようなイメージです。
お互い(syn)の呼吸、空気を感じることでなりひびく(phone)音楽に、皆さんがどう反応してくれるのか、大変楽しみにしています。
Magical Sky Land
[ 演奏 ] 静岡県立浜松商業高等学校
[ 作品解説 ]
この曲は経験の浅い方にもチャレンジしてもらえるよう、わかりやすく歌いやすいメロディーを心がけて書きました。
ロックのビート感、ジャズのクールな雰囲気など、ポップスの要素をいろいろと盛り込んだアレンジになっていますので、ポップス好きなグループは是非演奏してみてください。
基本となるリズムは、ラテン音楽の要素を含んだ8ビート、吹奏楽ではお馴染みのマーチ、アフリカ音楽などで使われる4拍子と6拍子を織り交ぜたポリリズムの3種類で構成してあります。
どの部分も音の長さや強さのちょっとした違いで“ノリ”が変わってくるので、アクセントやスタッカートなどの表現具合をいろいろ試してカッコ良いアンサンブルになるよう研究してみてください。
元気にハツラツとしたサウンドでいってみましょう!
花のワルツ~組曲
「くるみ割り人形」
[ 演奏 ] 浜松市立積志中学
[ 作品解説 ]
チャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」の華麗なるフィナーレの「花のワルツ」を借用して2ビート(samba in 2)と4ビート(Jazz)の
微妙な“乗り”の違いを、繰り返し練習をすることによって自然に体得出来るように編曲しました。
当然ですが、ラスト12小節以外は「ワルツ」では無くなりました。
基本的には2ビート(Samba in 2)が全体を支配していますが、途中 Key of Fに転調している部分は、しっかりと4ビートを意識して演奏してください。
その事によって“乗り”の違いが明確になり躍動感が増大します。
(前田憲男)
怪獣のバラード2013
[ 演奏 ] 静岡県立浜松湖南高等学校、浜松市立北浜中学校、浜松市立南部中学
[ 作品解説 ]
1970年代、NHKにコーラス番組「ステージ101」があり、1972年から73年にかけ7曲を今月の歌として提供したが「怪獣のバラード」は、その中のひとつ1972年6月の今月の歌。60年代、渡辺プロダクションには東京音楽学院があり最盛期には参加400名を数えた。各地に存続のようだが出身者が多数芸能界で活躍している。私も指導した経験があるが大阪万博への東京音楽学院「スクールメイツ」出演を最後に米国に渡った。
帰国後NHKから声がかかり「ステージ101」の指導にあたった。ありがたいことに41年経った現在でも人気は衰えることなく各団体で愛唱されている。作詞家は山上路夫を始め及川恒平など有能な面々。しかし岡田冨美子の詩は格段の描写でストーリーを描き出し作品に楽しさと彩りを添えた。かくて今回は六分という財団指定時間枠を使って状況描写を試みたが、勢い余ってすこし時間オーバーしてしまった。
前半は怪獣の砂漠の暮らしの描写である。今回は「怪獣の暮らし」に狙いを定めた。みなさんと経過を楽しみたいので是非お力添えをお願いする。このような機会を与えてくださったみなさんに感謝の言葉を。
星への誘い
-Invitation to the stars-
[ 演奏 ] 浜松市立篠原中学
[ 作品解説 ]
もともと「星界の紋章」というアニメシリーズのテーマとして作曲したもので、広大な宇宙空間を航行していく宇宙船軍団というイメージです。 同じメロディのテーマが各楽器によって、繰り返されますがバックの音に埋もれてしまわないようにしっかり演奏して下さい。 曲の後半に行くにしたがって、アッチェルランドとクレッシェンドで盛上げていって、エンディングのホルンは思い切ってフォルテッシモで音を割るような雄叫びのような感じで演奏して下さい。 出来るだけ長く伸ばして最後はピアニッシモでおわります。



































