バンド維新 開催記録

BAND RESTORATION  008

バンド維新2016

バンド維新2016の様子

作曲者紹介

松下 耕

中橋 愛生

NAKAHASHI Yoshio

曲名

風のファンファーレ
ウィンド・アンサンブルとフレキシブル・バンドのための祝典音楽

演奏

浜松市立湖東中学校

作曲者プロフィール

1978年長崎県生まれ。東京音楽大学作曲指揮専攻、及び同大学院を首席で修了。2002年、第71回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽作品)第3位。2007年度、第18回日本管打・吹奏楽学会アカデミー賞(作編曲部門)。2009年および2010年、日本吹奏楽指導者協会「下谷奨励賞」。
作曲活動の他、解説執筆やCDの企画構成への参加なども多く、2008年4月よりNHK-FM「吹奏楽のひびき」パーソナリティも務めている。2010年から4年間、「レコード芸術」誌で吹奏楽・管楽器部門の新譜月評を担当。 これまでに作曲を吉田峰明、池辺晋一郎、西村朗の各氏に、指揮法を汐澤安彦氏に師事。また2000年より6年間、湯浅譲二氏のゼミ生および助手として薫陶を受ける。現在、東京音楽大学・国立音楽大学・日本大学芸術学部各講師、日本バンドクリニック委員会委員、日本管打・吹奏楽学会理事、21世紀の吹奏楽”響宴”会員。

作品解説

10周年を記念した祝典曲との依頼。そのため内容は明快な祝祭的なもの。が、そこはバンド維新。音楽面ではなく編成面での提言を試みた。
小編成スクールバンドの難しさは、人数が少ないことによる楽器編成の不足とアンバランスさもさることながら、「初心者も必ず重要な役割を果たさなければならない」点にある。これを解消する方法として近年に注目を集めているのが「音域さえ適合していればどんな楽器で演奏しても構わない」という考えで作られた「フレキシブル・アンサンブル」だ。しかし、ここには各楽器固有の表現が失われる、上手な生徒には簡単すぎる(あるいは初心者には難しすぎる)、という問題がある。
この曲は「上手な生徒」を想定した6つのソロ・パート(Fl、Cl、A-Sax、Trp、HrnまたはEuph、Trb)と、初心者を想定したフレキシブル・パート(木管3、金管3、低音1)、それに打楽器3パートとピアノ、という編成で書かれている。フレキシブル・パートは各パートに最低1奏者いればよいが、複数の楽器が存在してもよく、場面によって奏者数を変えてもよい。また、ある箇所では1st flexを担当していた者が2nd flexに移る、といった工夫もよいだろう。場合によってはソロ・パートを複数人で重ねて演奏してもよいし、打楽器も1stはマルチを要求しているが分散させるのもよい。柔軟な運用で、各バンド独自の「色」を創って頂きたい。
曲自体も、全曲でコンサート・ピースとしても使えるが、部分的に抜粋し式典ファンファーレとしても使えるだろう。

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主催

公益財団法人浜松市文化振興財団

事業

バンド維新2021

会場

アクトシティ浜松中ホール

チケット発売

HCFオンラインショップ

協力

株式会社東京ハッスルコピー株式会社イーエムアイピクチャーズエンターテイメント一般社団法人日本作編曲家協会

後援

浜松市一般社団法人日本音楽著作権協会

協賛

ヤマハ株式会社

委嘱作曲家

北爪道夫伊藤康英桑野聖守屋純子森田花央里篠田大介斉木由美

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