作曲者紹介

作曲者

守屋 純子

守屋 純子

MORIYA Junko

曲名Waltz for Gil Evans

演奏静岡県立浜松北高等学校吹奏楽部

作曲者プロフィール

ニューヨーク、マンハッタン音楽院修士課程修了。アメリカ・ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。ジャズでは最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた女性として初優勝。教育活動にも熱心で、全国の小中高生のためのビッグバンドの指導、講演なども行なっている。浜松市アクトシティ音楽院“ジャズクリニック”講師。昭和音楽大学・尚美学園大学講師。


作品解説

Gil Evans(1912-1988)は、Duke Ellingtonと並んで、ジャズを代表するピアニストであり、ビッグバンド・リーダーかつ作編曲者でした。ビッグバンドにホルンやチューバを取り入れた先駆者でもあり、革新的・実験的な書法が特徴でした。彼の音楽の素晴らしさは、常に<自由である>ということで、演奏者によって色々な解釈ができるところであり、それは即ちジャズの最大の魅力と共通しています。
<個人のソロと全員によるアンサンブルの対比>がこの曲の(そしてジャズの)重要なテーマなので、Aにアルトサックスソロ、その後、GからとMからに長いソロがあります。トランペットとフルートに書きましたが、他の楽器でも構いません。しかし、実際問題いきなり即興演奏で、というのは難しいと思うので、書いてあるソロを元にして、自由に変えていただいて結構です。
ソロのコンピング(伴奏)は最初のソロはヴァイブラフォンが、後のソロはピアノが中心になるようにして、音色の変化を狙っていますが、こちらも自由なニュアンスでやっていただいて結構です。ベースラインも書いてあるとおりの必要はありません。ドラムとパーカッションは、譜面に表現できない部分が多く、難しいと思いますが、リズムセクションがとても大事なので、色々と試してみてください。
最初の6拍子はハネないリズムなのに、Mからスイングの3拍子になるところは特に難しいと思います。しかし、スイングというリズムばかりは、言葉で説明できず、聴いていただくしかありません。この曲が、ビッグバンドやジャズを聴くきっかけとなれば、とても嬉しいです。

 

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主催

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事業

バンド維新2021

会場

アクトシティ浜松中ホール

チケット発売

HCFオンラインショップ

協力

株式会社東京ハッスルコピー株式会社イーエムアイピクチャーズエンターテイメント一般社団法人日本作編曲家協会

後援

浜松市一般社団法人日本音楽著作権協会

協賛

ヤマハ株式会社

委嘱作曲家

北爪道夫伊藤康英桑野聖守屋純子森田花央里篠田大介斉木由美

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