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作曲家紹介

SHINODA Daisuke篠田 大介

篠田 大介

幼少よりピアノやブラスバンドを、中学生の頃からギター、作曲を始める。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、大学院修了後、CM 音楽の制作を軸にプロとしてのキャリアをスタートさせる。以降、映画、テレビ、アニメーション、CM、VP、ゲームなどの音楽の作曲・編曲の他、コンサートやレコーディングのためのオーケストラアレンジも多く手がける。中でも、2018 年釜山国際映画祭でプレミア上映されたアニメーション映画「マイティラノ:トゥゲザー、フォーエヴァー【監督:静野孔文、音楽:坂本龍一】」では坂本龍一氏のassociate arranger を務め、同氏より非常に高い評価を受ける。また自身の邦楽器作品はNHK FMの伝統音楽番組「邦楽百番」で放送されるなど、現代邦楽界の新たな境地を切り拓く作曲家としても期待されている。重厚でシンフォニックなオーケストラサウンドとギターをコラボレーションした作風を最も得意とし、自身の殆どの作品で自らギターを演奏している。また、コンピュータを駆使したエレクトロニックサウンドから生の和楽器を多用した作品まで、多様な世界観を生み出すことが出来る稀有な作曲家である。代表作に映画「マイ・ティラノ : トゥゲザー、フォーエヴァー」、TVCM「AmazonPrime」、「ハズキルーペ」、オーケストラアレンジ 「NieR : Orchestra Concert 12018」など

星の彼方へ

[ 作品解説 ]

曲の冒頭の、キラキラとしているけど穏やかな楽想から「星」という言葉を連想し、「星の彼方へ」というタイトルが生まれました。美しく輝く星が散りばめられた、穏やかな夜空のイメージです。個人的に、「星」という言葉をタイトルにつけるのが昔から好きだったのもありますが、この曲の場合は、穏やかな楽想から始まり、どんどん発展していき、核になるモチーフが様々な変容をし、多様な姿を見せていく構成になっています。「彼方へ」としたのは、曲の後半、未来へ向かって突き進んでゆくような終わり方になっているためです。ゆったりと歌う箇所は極力縦の線を感じさせないよう伸びやかに、そしてテンポが早い箇所はタイトにキレよく、といった風にメリハリをつけることによって、各セクションが活きてきます。細部に散りばめられたモチーフを意識しながら、冒頭から終わりまでを1つのストーリーと意識して演奏すると、より豊かな表現になります。

[ 編成 ]

Piccolo
Flute 1,2

B♭ Clarinet 1,2,3
B♭ Bass Clarinet

E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone

B♭ Trumpet 1,2,3
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Euphonium
Tuba
String Bass

Timpani
Percussion 1(Crotales / Triangle / Marimba / Tam-tam)
Percussion 2(Tambourine / Snare Drum / Bass Drum)
Percussion 3(Suspended Cymbal / Snare Drum / Bass Drum)
Percussion 4(Wind Chime / 3 Tom-toms / Xylophone / Tublar Bells / Cymbals)

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