南太平洋のほぼ全域と北太平洋の一部からなる広大なオセアニアで使われている楽器は、どれも素朴で「楽器の原点」を見る思いがしますし、その造形美に圧倒されることもあります。
　この特別展では、特に神や精霊とのかかわりを中心に、パプアニューギニアをはじめ、オーストラリアやヴァヌアツ、ソロモン諸島、ハワイなどの楽器を紹介します。ふだん、あまり見ることのないオセアニアの楽器の魅力を、子どもから大人まで、みなさんに理解していただくことができれば大変うれしく思います。

平成13年3月24日
浜松市楽器博物館

(本誌「ごあいさつ」より)


◆企画展概要

浜松市楽器博物館 特別展「オセアニアの楽器」
平成13年3月24日(土)～5月6日(日)

主催 : 浜松市楽器博物館、(財)浜松市文化振興財団
企画制作 : 浜松市楽器博物館
協力 : 国立民族学博物館、ディンカム・オージー倶楽部、野外民族博物館リトルワールド、浅岡秀彦、上野哲路、紺田隆樹、林勲男、松山利夫
　　　　(五十音順、敬称略)

◆関連事業

講演会「神と精霊の伝説 ～パプアニューギニアの森から～」
日時 : 平成13年4月14日(土) 14:00
会場 : アクトシティ浜松研修交流センター
講師 : 豊田由貴夫(立教大学教授)


ミニコンサート「オーストラリア・アボリジニのディジェリドゥー」
日時 : 平成13年5月3日(木・祝) 13:45 / 14:45　の2回
会場 : 浜松市楽器博物館 展示室
演奏 : HIDE190


※ 名称・肩書き等は開催当時のものです。


サイズ:A5
ページ数:30

平成13年(2001)年3月24日発行
編集・発行:浜松市楽器博物館