浜松市天竜壬生ホール

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育てよう!~アマゴの里親募集~ 放流会に向け稚魚飼育の様子

令和4年11月に托卵をおこなってから2ヶ月半が過ぎた「育てよう!~アマゴの里親募集~」企画。
いよいよ今週末2月12日(日)、稚魚が放流される時を迎えます。

企画に参加してくださっているご家庭での成育はどのような状況でしょうか?元気に育っている稚魚から全く育たなかった稚魚までいろいろあると思いますが、托卵に参加された方は放流会にぜひ参加してください。放流用の稚魚も用意しています。

当館でも、11個の卵を成長させることに臨みました。稚魚の成長の様子をご紹介します。
アマゴ卵ブログ用.jpg

托卵期間の中間時期となる正月に水替えをおこないました。
11個の卵のうち10個が孵化しており、1個は卵のまま白く濁っていました。この1個は残念ながら孵化しないまま死んでしまったものと思いますが、残りの10匹はちょっと容器を揺すると元気に動くことがわかり、順調に育っているようでした。
アマゴ水替え時ブログ用.JPG


ただ、放流まであと2か月を残すこの時点においては成長が早いように感じられました。これはおそらく保管場所を冷蔵庫の中でも野菜室にしておいたことが原因ではないかと思います。この時期が冷水であるべきアマゴにとって、野菜室では水温が高めとなり成長が早まってしまったのではないかと思います。

成長が進むのはいいことなのだけれど、餌があげられないため放流会の時までに飢え死にしてしまっては意味がありません。膨れたお腹(臍嚢[さいのう])の中にある栄養で放流会まで持たせる必要があります。

そこでここからは成長を抑え気味にさせようと、水温を下げるべく冷蔵庫の中でも氷温室に近いところへ保管場所を変えました。そして寒波が訪れた時には、「その方が冷えるだろう」と思って、夜は家の外へ出しておいたところ、今度は水が凍ってしまいました。

凍結ペットボトルブログ用.jpg
幸いにしてペットボトルの底の方は凍っておらず、その限られた環境の中で稚魚たちは耐えてくれていましたのでよかったです。

アマゴ水凍結時ブログ用.JPG
それからは外へ出すことはやめ、水温が安定する冷蔵庫内の氷温室に近いところに置いて、早く放流日が来ないか待ち望んでいる状態です。



R4アマゴの託卯講座.jpg
参加申し込みは終了しております。11月の托卵に参加された方は、放流会にお気をつけてお越しください。

更新日:2023年02月09日

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